十津川村立十津川第一小学校で山口紀子さんと毎日新聞社記者の塩路佳子さんが出前講座を開催。沖縄県糸満市新垣の壕から掘り出された少し欠けた一つの三角定規。三角定規には小西幸一とくっきりと書かれた文字が残る。この名前を追って新聞記者の塩路佳子さんが遺族を探し歩き、ついに娘の山口紀子さんを探しあて三角定規を届ける。紀子さんは父の顔を知らない。なぜなら、父の幸一さんは手紙で娘が生まれたことを知ったようだが、帰ることができず沖縄で戦死してしまったのです。親子を引き裂いた戦争の悲惨さ、新聞が事実を伝えるだけでなく人と人をつなぐ一面をもつことなどいろんなことを学びました。児童の「三角定規を手にしたときはどんな気持ちでしたか?」と言う問いに『お父さんが帰ってきたようで、あたたかく感じてほんとにうれしかった。』と、そして、誰もがおだやかに生活ができる「平和」を願っていますと語られて授業は終わりました。
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